宮城県産の乾ノリの出来栄えを競う品評会が6日、塩釜市で開かれました。今シーズンも品質の高いノリが出来上がったということで、上位に選ばれた2点は皇室に献上されます。

塩釜神社で開かれた乾ノリの品評会には、七ヶ浜や東松島、塩釜など県漁協の各支所から選りすぐりのノリ92点が出品されました。品評会では、漁協や県の担当者が乾ノリを一つひとつ手に取り、色つや・形などを審査しました。最も優れた「優賞」には七ヶ浜支所の赤間竹晴さん、「準優賞」には、鳴瀬支所の鹿野拓洋さんが選ばれました。この2点は1月下旬から2月にかけて、皇室に献上されます。

仙台地方振興事務所水産漁港部 永倉一徳部長:
「栄養豊富な漁場で生産されていて、色つや光沢、歯触りの良いノリになっている。こうしたみちのく寒流ノリをぜひ賞味いただければ」
今シーズンは、夏場に海水温の上昇による影響が心配されたものの、品質の高いノリが出来上がったということで昨シーズンと同じく4億枚の生産を目指しています。