仙台市青葉区の国勢調査員が家庭を訪問する際に携帯する調査員証を紛失していたことが分かりました。市は悪用される恐れがあとして、注意を呼びかけています。
仙台市によりますと先月27日午前9時頃、青葉区の国勢調査員の60代男性が調査のため家庭を訪問しようとした際、調査員証などを入れていた私物の鞄を紛失したことに気づきました。
男性は車で移動していて、途中コンビニエンスストアに立ち寄っていましたが、移動経路や周辺も探したものの見つからず警察に遺失届を提出。29日になって青葉区役所に報告したということです。その後、区の職員と男性が改めて探しましたが、これまでのところ見つかっていません。
紛失した調査員証は、縦7センチ、横10センチ程度のカード状で、調査員の氏名や顔写真が記載されているということです。
仙台市は調査員証を無効にするとともに、国勢調査を装い個人情報を聞き出す「かたり調査」などに悪用される恐れがあるとして「不審な調査活動に気づいた際には連絡してほしい」と呼びかけています。