今シーズン楽天イーグルスから巨人に移籍した田中将大(たなかまさひろ)投手が日米通算200勝の偉業を達成。会見では東北への感謝を語りました。

大記録まで「あとひとつ」。プロ19年目・田中将大投手が挑んだ日米通算200勝。

大記録への始まりは2006年。4球団競合の末、楽天イーグルスに入団した田中投手。

その期待にこたえルーキーイヤーから2けた勝利、さらに圧巻は2013年、24勝無敗という驚異的な記録を残し楽天を球団初の日本一に導きました。

メジャーでも78勝を積み上げた男は30日の試合でも目の前の勝利へ全力を傾けます。今シーズン・ラストチャンスでの偉業達成を目指す田中投手を仲間も援護します。昨夜は85球を投げ6回2失点、勝ち投手の権利を得てマウンドを後続に託します。

そして、9回…。大手をかけてから4度目の挑戦でついに日米通算200勝に到達。日本プロ野球史上4人目、歴史にその名を刻みました。

直後の会見では、かつての本拠地・仙台への感謝も。

田中将大投手:「当然、楽天イーグルスにいるときもヤンキースに行ってからも、仙台に行けば温かい声をかけてくれますし、本当にいいファンに支えられてキャリアを積むことができていると思います。」

さらに楽天イーグルス時代の恩師・野村克也さんについて聞かれると…

田中将大投手:「『やりましたよ』と…『時間かかりすぎだバカ』って言われそうですけどね。立ち向かっていかないと乗り越えられないし、そこから目をそらした時点でクリアすることはできないと思うので前に進み続けるだけです、どんな時も。」

偉業達成ですがリーグ3位の巨人は日本シリーズを目指しておりこれが終わりではないと話す田中投手。挑戦は続きます。