官公庁も6日が仕事始め。新潟県庁では花角知事がおよそ200人の県職員を前に年頭の挨拶をしました。
【花角知事】「多くの人たちに選ばれる、特に若い世代に新潟が選ばれる、起業創業も含めて魅力を感じる働く場所づくり、職場環境を魅力あるものに変えていく」

さらに、県庁自体も魅力ある職場になるようにと、「ワークライフバランスを実現し、様々な課題に果敢に挑戦してほしい」と呼びかけました。

その後、今年最初の記者会見に臨んだ花角知事。“今年の抱負を漢字一文字で”と問われると果実の実=『実る』を挙げました。
【花角知事】「『巳』は『実』に通じるということで、いろんな課題が実る、成果が生まれてくる、そんな年にしたい」

特に力を入れたい施策については、病院の経営問題と一部区間で運休が続くJR米坂線、急速な少子化の3つを挙げ、「後がない、差し迫った課題」と危機感を示しました。

一方、今年注目されるのが原発再稼働を巡る動きです。

花角知事は、原子力規制委員会が進める屋内退避の運用見直しの議論や県の技術委員会の最終報告など、県民が再稼働の是非を判断する「材料」がこれから出てくるとしたうえで…

【花角知事】「議論が深まり、県民の気持ちが固まっていくと思っているが、それをどのタイミングで私として判断できる状況になるのかは、今の時点では見通せない」

2期目の花角県政の任期は残り1年半…山積みの県政課題にどれだけ成果を実らせることができるのか、花角知事の手腕が問われます。