日本製鉄によるアメリカの鉄鋼大手USスチールの買収計画をめぐり、バイデン大統領が買収を差し止めることを決め、現地時間の3日にも正式に発表すると現地メディアが報道しました。

アメリカのワシントン・ポストは2日、バイデン大統領が日本製鉄によるUSスチールの買収計画を差し止めることを決めたと伝えました。

現地時間の3日にもホワイトハウスが正式に発表するとしています。

バイデン氏の側近はここ数日間、買収計画を差し止めれば日米関係に悪影響を及ぼすおそれがあるとして、認可するようバイデン氏の説得を試みましたが、これまで否定的な考えを繰り返し示していたバイデン氏が、最終的に差し止めを決めたということです。

記事は日本製鉄の買収計画を審査していた政府の「外国投資委員会」の中では、USTR=通商代表部が買収に反対していたと伝えています。

一方、日本製鉄は「コメントしない」としています。