あの日土砂崩れが起きた場所へ 『ただいま』『ありがとう』『ごめんね』

12月中旬、決めたことがありました。それは、これまで行くことのできなかった珠洲市の現場へ向かうことです。

大間さん
「魂みたいなのはきっとあっちにいるんじゃないかなって」

そして2025年 元日の朝。大間さんの姿は家族4人が土砂崩れに巻き込まれた場所に。

妻・はる香さんの実家があったこの場所であの日、家族で過ごしていました。語りかけた言葉は『ただいま』『ありがとう』『ごめんね』…。

家族と乗っていた車を見つけました。

大間さん
「これですね…」

チャイルドシートも残されたままでした。

大間さん
「当時 楽しかった時のことを思い出したりだとか、家族のことを少し感じられる気持ちにもなった。来てみて手を合わせてみて、気持ちが少し楽になったかなというのはあります」