衆議院の解散総選挙など今年、大きな動きのあった道内の政治。新証言とともに、今年の政治を揺るがせた出来事を振り返ります。
◆自治体職員への“威圧的な言動”
自民党 長谷川岳参院議員(2024年5月29日)
「このたび、地方創生および、デジタル社会形成等に関する、特別委員長を辞することといたしました」
5月、時代の花形、地方創生やデジタル分野の参議院の特別委員会委員長を辞任した、自民党の長谷川議員。
3月に札幌で開催された会合において、次のような長谷川議員による発言の音声データが残されていました。
長谷川議員:「札幌市の連中」
札幌市職員:「はい」
長谷川議員:「要は規制緩和を全部通すようにやってるよ。あんたから1回も、ありがとうもクソもメールもない」
札幌市職員:「はい」
長谷川議員:「ありがとうもない、結果もない」
札幌市職員:「はい」
長谷川議員:「誰だお前は?って感じだよね」
札幌市職員:「はいはい、申し訳ございません」

札幌市や道の職員に対する威圧的な言動。忖度ともとれる過度な面談。過去5年間の、道の長谷川議員との面談を伴う出張は、のべ1488回。旅費は1億2000万円を超えました。
同じ時期、札幌市の出張回数も500回に及びました。

自民党 長谷川岳参院議員(2024年6月)
「14年間の中で、おごりがあったことをお詫びしたいと思います。ゼロからやり直します、どうぞよろしくお願いいたします」
パワハラ騒動以降『時代に即した表現方法に変える』と誓った長谷川議員。