石川県金沢市の金沢城公園では27日、藩政時代の元日登城を再現したしめ飾りが取り付けられました。
金沢城公園橋爪一の門では27日、「加賀藩儀式風俗図絵」と呼ばれる元日の登城の絵を参考に藩政時代の様式を再現したしめ飾りが取り付けられました。
しめ飾りの長さは5、4メートル、羽を広げた鳥をイメージし、3匹のカメを意味する飾りが施されています。訪れた観光客は、藩政期の風情を模したしめ飾りに見入っていました。
しめ飾りの制作を担当した、ワラ工芸師の出島豊さんは「正月が来るんだなあという感じがしている。来年は災害がないように、1年平穏無事でいられるような年になってもらいたいという思いで作った」と話していました。

しめ飾りは1月15日の左義長まで取り付けられるということです。
また金沢城公園は28日から1月4日まで夜間も開園され、ライトアップされた園内を楽しめます。