能登半島地震の発生からまもなく1年。岡山と石川の大学生や高校生が連携し、規格外の野菜や能登の塩を使ったバスソルトを完成させました。売り上げの一部は復興支援に役立てられます。

(糸賀俊英記者)
「今回開発されたバスソルト、何と『キュウリ』が使われているということです」
その保湿効果に目を付けた入浴剤です。興陽高校農業科の生徒が実習で育てたキュウリのうち、廃棄されることの多かった規格外のものを用いました。興陽高校と以前から交流のあった石川県立輪島高校、そしてIPU環太平洋大学現代経営学科の学生がまとめ役となり、力をあわせて開発しました。
あす(28日)、金沢市の“近江町いちば”で3校共同の販売会が行われます。
(石川県立輪島高校の生徒)
「岡山県という遠い土地から来ていただいて、いっしょに売ってくださるということで、復興支援に役立てるという気持ちがすごくありがたいと思いました」

(IPU環太平洋大学 IPU Hub Project代表 黒田昂汰さん)
「輪島高校とも協力して、能登の塩をいれることができて、自分はけっこう満足しています」

きゅうりのバスソルトは、1缶12回分が1000円。あすの販売会の売り上げの一部は、復興支援に役立てられるということです。