三陸鉄道は2024年度の決算について、経常損失は過去最大となる約7億1450万円となる見通しを示しました。当期損失も約4700万円と2年ぶりの赤字となる見通しです。
これは26日、三陸鉄道のお座敷列車の中で行われた取締役会で報告されたものです。
三陸鉄道によりますと、台風5号の影響による乗客数の減少などにより、今年の経常損失は過去最大となる約7億1450万円の見通しが示されました。台風5号による運賃収入が伸び悩んだことや修繕費高騰の影響により、市町村などからの補助金を計上しても約4700万円の損失が見込まれ、2年ぶりの赤字となる見通しが示されました。

三陸鉄道の石川義晃社長は「厳しい経営環境のなか、旅行商品の開発や乗客の利便性につながるダイヤの見直しなどを行い、収益の改善につなげたい」と話していました。