新型コロナウイルスのオミクロン株に対応したワクチンの接種が愛媛県内でも始まりました。気になる効果や副反応は?

愛媛県松山市で25日、愛媛県内のトップを切ってオミクロン株のBA.1に対応したワクチンの集団接種が始まり、事前に予約した約180人が接種を受けました。

このワクチンの対象となるのは、2回目以上の接種が完了し、前回の接種から5か月以上が経過した12歳以上の人です。
25日の接種で使用されたモデルナ製は18歳以上が対象となっています。

(接種を受けた人)
「待っていました。今はオミクロン株がほとんどなのでそれに対応できるワクチンをと思って」
(接種を受けた人)
「最初は従来のモデルナで申し込みをしていたが、26日来て、オミクロン株対応ワクチンもできるということだったので、新しい方に変えた。やっぱり変異しているので、そっちの方が効くのかなと、切り替えた」

従来のワクチンと比べて効果や副反応にどのような違いがあるのでしょうか。

(愛媛県立衛生環境研究所・四宮博人所長)
「愛媛県でもBA.5というオミクロン株が100%近くになっているので、今流行しているのものに対しては強い効果が期待できる。発症予防効果と重症化予防効果、両方期待できると思う」

Q.「従来型」と「オミクロン株対応」どちらを選べば?
(愛媛県立衛生環境研究所・四宮博人所長)
「今すぐワクチンを打ちたい人は、従来型のワクチンであればすぐに接種できるし、新しいオミクロン株対応ワクチンに比べれば効果は弱いが、接種して1か月くらいは発症予防効果とか重症予防効果が十分あるので、急ぐ人はそちらを選択するのも良いと思う」

Q.副反応は
(愛媛県立衛生環境研究所・四宮博人所長)
「これまでの新型コロナワクチンと大体同じ程度の副反応で、特に今度のものが副反応が強いというようなことは報告されていない」

厚生労働省によりますとオミクロン株に対応したワクチンの副反応は、接種部位の痛みがファイザー製で58.1%、モデルナ製で77.3%、38度以上の発熱がファイザー製で5%、モデルナ製で23.8%などとなっています。