お正月にお餅を買ってご家庭でお雑煮を楽しんだ人も多いのではないでしょうか。今回は、熊本県で見つけたご当地雑煮を名人に教えてもらいました。
熊本県民も衝撃かも 雑煮に○○が!
熊本県北区植木町あたりで、食べられているというご当地雑煮を教えてもらうため、お伺いしたのは宮本さん宅。食べられているというご当地雑煮が…。
宮本好美さん「馬肉を入れます。(――馬肉入り雑煮?)そうなんです」

このご家庭で食べられているのが馬肉入り雑煮!義祖父母の代からはあったものだそうで…。
宮本さん「嫁いだときに、すごいビックリしたのと、贅沢と思いました」
――周囲にはあまりいない?
宮本さん「なんかちょっと聞かないですね」
そんな珍しい雑煮を作っているのが評価された宮本さんは、郷土食の伝承活動を行う『くまもとふるさと食の名人』に去年11月に認定されました。
では、宮本名人と『馬肉入り雑煮』を作ります。

レシピ〈材料〉4人分
・馬ひも 200g
・ニンジン 100g
・サトイモ 150g
・ダイコン 100g
・ゴボウ 1本
・ネギ 1本
・かまぼこ 半分
・ちくわ 1本
・餅 4個
・スルメ 6g
・コンブ 6g
・干しシイタケ 4個
・水 800㏄
※調味料※
・しょう油 大さじ3
・薄口しょう油 大さじ3
・みりん 大さじ1
・だし(シイタケ・コンブ・スルメ)800㏄
メインの馬肉はサシが入った馬ひもです。

宮本さん「赤身だけよりも、脂身があった方がおいしい。ダシとしてうま味が出ます」
それぞれの具材を適当な大きさに切ったら、沸騰したお湯に野菜や、ダシが出るスルメにシイタケ、昆布を入れます。やわらかくなるまで煮たら、ここで馬ひもを投入。そこに練り物、調味料に切り餅を入れます。

ひと煮立ちさせ、最後にネギを入れたら、15分ほどで手早く完成です。
気になる馬ひもの味は…?

リポーター「あー!うまー!赤身の部分はしっかり歯ごたえがあるのと、脂のところはプリっとした溶けるような食感もある。ずっとうま味が出てきます」
そしてさらなる雑煮の楽しみかたが…なんと納豆!?
植木町の一部の家庭で食べられているもので、納豆に少々の塩、好みの量の砂糖を混ぜ、それをお餅に絡めて食べるというものなんですが…。

リポーター「これ本当に食べているんですか?これドッキリじゃないよね?」

リポーター「おいしい。ネバネバが甘さをうまく広げますね。ネバリとこのもち米の甘さが、合うんですねー。失礼ながら、意外とおいしい!(笑)」
宮本さん「母から継承されたものなので、嫁 孫 ひ孫たちにも継承していきたいと思っています」