2年前の豪雨被害により一部区間で運休が続くJR米坂線について、沿線の住民らが25日、早期の全面復旧を国やJRに働きかけるよう新潟県の花角知事に要望しました。

県庁を訪れたのはJR米坂線沿線の関川村や山形県に住む住民です。

「私たちはひたすら早い復旧を願い、国やJR東日本に対する働きかけを含めた新潟県の力強い支援をお願いします」と花角知事に米坂線の早期全面復旧を求める要望書を手渡しました。

22年8月の豪雨により今も一部区間で運休となっている米坂線。

JRは単独での復旧は難しいとしていて、設備を自治体が保有しJRが運行を担う上下分離方式や、第3セクターへの移行など復旧方法について議論が続き、具体的な方針は決まっていません。


【JR米坂線復旧関川期成同盟会 中倉虎治 会長】
「関川村の場合、(米坂線で通学していた)高校生がいる家庭が(隣の村上市にある)荒川に移転するとか、そういうことも今起きているので、なんとか早く復旧していただきたい」

住民団体によりますと、要望に対して花角知事は「県もしっかり復旧に力を入れていく」と答えたということです。