食の地産地消や食文化の普及に貢献した料理人を表彰する「料理マスターズ」で、仙台市で中華料理店を経営する男性が宮城県内では初めて「シルバー賞」を受賞しました。
料理マスターズのシルバー賞を受賞したのは、仙台市太白区向山で中華料理店「楽・食・健・美ーKUROMORI(くろもり)ー」を経営する黒森洋司さんです。24日は、県庁を訪れ村井知事に受賞を報告しました。

楽・食・健・美ーKUROMORIー 黒森洋司さん:
「周りの人間に、宮城県ってこんなにおいしいものがいっぱいあるんだねっていうことを伝えられる最前線でやっていかなきゃいけない」
「料理マスターズ」は、地域の食材の普及や食文化の発展に貢献した料理人を表彰する国の制度です。黒森さんは2018年に「ブロンズ賞」を受賞していて、その後も中華料理の食材で、多くを輸入に頼る広東ハクサイやカイランサイを県内で生産し、地産地消に努めてきたことなどが評価されました。

楽・食・健・美ーKUROMORIー 黒森洋司さん:
「中国料理をやるうえで、宮城県以上の県はないというのが僕の主張。日々のお客さんに満足してもらうこと、それが一番のメイン」
黒森さんは来年、気仙沼市内でフカヒレ専門店を開店予定で、最高賞となるゴールド賞の獲得も目指しています。