■第70回全日本実業団対抗選手権・最終日(9月23日~25日、岐阜メモリアルセンター長良川競技場)

陸上の全日本実業団対抗選手権が25日に行われ、女子100mハードル決勝で世界陸上オレゴン代表の福部真子(26)が12秒73でこれまでの自身の日本記録を0秒09更新して優勝した。

福部はスタートでとび出すと、他の選手の追い上げを許さず、そのまま逃げ切った。隣のレーンで走った元日本記録保持者・青木益未(28)は13秒03で2位。
福部は今年行われた世界陸上オレゴンで日本記録12秒82をマークし、そのタイムを上回る記録となった。さらに来年行われる世界陸上ブダペストの参加標準記録12秒78をクリア。

レース後「12秒7台が狙える状態では無かったので正直このタイムには驚いているんですけど、いいレースができたんじゃないかな」と話し、自身の記録更新について「あの場(世界陸上)だったから出せたという自分の中では不安が残っていたので国内で12秒73というタイムが出せて少し自信になりました」とホッとした表情を見せた。