人口、病院、大熊町の現状は…

復興に向けて街づくりが進められている大熊町。帰還困難区域や中間貯蔵施設の区域など、立ち入りできない場所は、町の総面積の半分以上(約50.9%)を占めています。

また、町内の居住者は、震災前は1万1000人を超えていましたが、11月末現在はその1割程度の1345人です。

現在、町内には診療所しかありませんが、県立病院については2029年度以降の開院が予定されているほか、スーパーマーケット、公民館や図書館が一体となった施設が今後できる予定です。また、娯楽施設としてパークゴルフ場の計画が進められているということです。

今回のホテルの完成について、大熊町の吉田町長は「よその町に泊まらずに大熊町に宿泊できるので、これからに期待している」と話していました。