2号機に搭載 世界初の“宇宙寺院”とは

井上貴博キャスター:
安全を確保しつつも、国際競争が激しくなる中でコストダウンも図らなければならないという難しい挑戦が続いています。

宇宙ベンチャー企業「スペースワン」は、人工衛星を軌道投入する宇宙配達便をめざし、今回の2号機には、人工衛星5基を搭載していました。

その中の一つが、世界で初めての取り組みを行おうとしていました。

宇宙寺院「浄天院 劫蘊寺」として、仏像「大日如来」が奉られているものです。

約1時間半で地球を1周するそうです。今後、アプリも開発して、アプリで位置情報を確認しながら、国境・性別・国籍などを越えて、全世界で祈りを捧げられるものにしようという取り組みです。

ホラン千秋キャスター:
今回、残念ながら、途中で「飛行中断措置」が取られたということでしたが、見ていた人は「前回は飛ばなかったけど、今回は飛んだから」など、失敗ばかりを責めるというよりかは、そこまで成功したというチャレンジを褒めたたえたいという気がしますね。

井上キャスター:
地球上の宇宙ビジネスにも繋がっていくと思いますし、これが失敗ではなく成功への途中経過というわけです。

まずは原因究明、再発防止策、顧客への説明です。そして、なるべく早く3号機の打ち上げをめざすということです。