「現場主義」のホンダ・「効率重視」の日産 相性は

熊崎キャスター:
両社の相性はどうなのでしょうか。

関係者は、「このスピード感には驚きを隠せない」「企業文化が違い、合わない」などの声もあります。

ホンダは「現場主義」で、初代の本田宗一郎社長はエンジニアです。日産は「効率重視」で、ルノーとの提携、“外資系企業”の社風です。

この両社が果たして合うのか、心配している人も多くいるという現状です。

井上キャスター:
自動車業界は激変を迎えていて、EV=電気自動車が出てきていて、日本が出遅れたと言われています。日本国内で戦っている場合ではない側面もあると思います。

TBS報道局 経済部 梅田記者:
日産やホンダの人を取材していて、お互いのことを「ちょっと合わない部分あるんだよな」と言っている人はいます。

ただ、危機感はみんなあって、中国やアメリカの新興メーカーも急成長しています。「ここは合わない」と思う部分を抑え込んで、ともに頑張って戦う方法はないのか、一生懸命模索している状況だと思います。

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<プロフィール>
梅田翔太郎 記者
TBS報道局 経済部
2018年から自動車業界を長年取材

萩谷麻衣子 さん
弁護士
結婚・遺産相続などの一般民事や、企業法務を数多く担当