3000冊の本を載せた船が瀬戸内の島々を巡ります。来年春からの運航を予定している「こども図書館船」の発表会が香川県高松市で開かれました。
発案者は世界的建築家の安藤忠雄さんです。発表会には安藤さん【画像①】と、香川県の池田知事が登壇しました。

(安藤忠雄さん)
「瀬戸内海から世界にないものをつくる。この海の上を船が走っていき、その中に本があり、本を読みながら各港に停泊していくというのが面白いんじゃないかと」
こちら【画像②】が、来年春から運航を予定する「こども図書館船ほんのもり号」のイメージです。
約20メートルの長さの小型船舶を図書館のように改造し、安藤さんから香川県に寄贈されます。高松港を起点に春から秋にかけ年間40日程度運航され、主に県内の島々に停泊、船内や港で子どもたちが本に親しむことを想定しています。

(池田豊人香川県知事)
「香川県の子どもたちにぜひ船に乗る機会を“図書館船ほんのもり号”を通じて作っていきたい」
香川県は、船の寄港にあわせた地域のイベント開催や学校行事での利用推進も検討しているということです。