先月、出水市の養鶏場で高病原性の鳥インフルエンザが県内で今シーズン初めて確認され、農場から半径3キロ圏内はニワトリや卵の移動が制限されていましたが、17日午前0時に解除されました。

出水市高尾野町の採卵用の養鶏場では先月19日、高病原性鳥インフルエンザウイルスに感染したニワトリが見つかり、この農場のニワトリおよそ11万3000羽が殺処分されました。

県は、農場から半径3キロ圏内にある16の農場でニワトリや卵の移動制限を続けていましたが、消毒などの防疫措置を行い、その後の検査で新たなウイルスが確認されなかったことから、17日午前0時に制限を解除しました。

これに伴い、県が農場から概ね半径10キロ圏内に設置した車両などの消毒ポイントも17日で終了します。

移動制限は解除されましたが、県は農場から半径10キロでニワトリなどに異常がないか監視を強化していて、今月24日までに異常がなければ、監視についても解除します。