12月13日に敷地内でネコの頭部が発見された静岡県藤枝市の小学校で、16日朝、警察などが子どもたちの登校を見守りました。静岡県内では12月上旬にも袋井市内の小学校でネコの死骸が見つかっていて、保護者からは不安の声が聞かれます。

藤枝市立葉梨小学校では16日朝、警察や地域のパトロール隊など、約50人が子どもたちの登校を見守りました。13日夕方、グラウンドの脇でネコの頭部が見つかったため、警察が警戒を強化したのです。

<藤枝警察署生活安全課 大石勝宏課長>
「警察としては、常時警戒活動ということでやらせていただきたいと思っております」

静岡県内では、12月4日にも袋井市内の小学校で頭部と胴体を何者かに刃物で切断されたとみられるネコの死骸が見つかっています。同様の案件が続いたことに保護者からは、不安の声が聞かれました。

<保護者>
「子どもたちも何回も起きると次また自分が巻き込まれるんじゃないかなという怖さも出てくると思うので」

<藤枝警察署生活安全課 大石勝宏課長>
「同様の事案ということですが、関連性はまだはっきりとしておりませんので、今後ともしっかりと捜査の方も継続していきたい」

警察は冬休みに入るまで、登下校のパトロールを強化するとともに、動物愛護法違反や威力業務妨害も視野に捜査を進めています。