札幌の小学校で驚きの対決がありました。
実況
「勢いよくスタートを決めた男子6人…」
小学生と競走馬が徒競走?そんな信じられない対決が、22日、札幌の小学校で行われました。まさに真剣勝負!前代未聞の対決を「もうひとホリ」します。
児童
「(速く走るために)腕をたくさん振る」「横を見ないで前をまっすぐ見ること」
競走馬と対決を前に徒競走の授業をするのは札幌市北区の新琴似小学校。JRA「馬の出張授業」の一環で、馬と触れ合い、もっと知ってもらおうと2014年から始まりました。2022年、全道から39校が応募、その中から新琴似小学校が選ばれました。
札幌市立新琴似小学校 中野敬一教諭
「(児童は)びっくりしていました。しかもグラウンドに馬が来るというのは」
出張授業の目玉はサラブレッドとの50メートル走。2年生の男女6人ずつの選抜メンバーが挑みます。
札幌市立新琴似小学校 中野敬一教諭
「最初お馬さん遅いから。油断したらだめだよ。そのうち一気にうーって行くから」
スタートダッシュは人が有利と考えて、男子も女子も徹底的にスタートの練習をします。
競馬に詳しい赤城敏正アナウンサー
「サラブレッドって体重が500キロくらいあるんです。だから、そのために、はじめの1歩、2歩って意外に遅いんですよね。そこから加速していって時速でいうとトップスピード、70キロくらいまでもっていく。今回は50m走、トップスピードにのるずいぶん手前にゴールがあるわけですから、もしかしたら面白い勝負になるかもしれないですよね」
子どもたちと競争するのは、「マイネルレーニア」18歳。現役時代は36戦6勝、なんと2億円以上賞金を獲得した馬です。
札幌市立新琴似小学校 鈴木秀和校長
「その昔、この辺りでたくさん採れた新琴似大根。馬の力を借りて運搬していました」
その馬の運搬は、1960年代まで行われていました。新琴似小学校では今も児童たちが大根を育て収穫。翌日の給食で「さつま汁」にしていただいているそうです。今回の授業は「新琴似の歴史も学んでほしい」という願いもありました。
JRA札幌競馬場 藤沢流 副場長
「サラブレッドは時速何キロで走る?」「時速70キロがサラブレッド」
馬の生態をクイズを交えて解説。そして「ふれあいタイム」。
児童
「かわいい~」
そしていよいよ。
児童
「あの馬と走るの?」「ウソでしょ??」
馬と触れ合うJRAの出張授業。新型コロナの影響で3年ぶりに復活、2022年は新琴似小学校で行われることになりました。最後の授業は元競走馬「マイネルレーニア」との50メートル走です。
赤城敏正アナウンサー実況
「2年生104人の中から選ばれし男子。右からこうきくん・はるきくん・ゆうくん・たいちくん・あたるくん・せいくん。5月の能力テストで好タイムを出した6人です」
2年生応援席
「頑張れ!」
「用意スタート」
赤城敏正アナウンサー実況
「勢いよくスタートを決めた男子6人、練習の成果はバッチリだ。しかしあっという間にマイネルレーニア!これは強い!」
児童
「はや…」「だめだこれ」
2年生応援席
「えー」
マイネルレーニアの騎手は余裕のガッツポーズ。やはり.速い。
赤城敏正アナウンサー実況
「次は選抜女子。右から、はなさん・りのさん・ゆいさん・あやめさん・きよかさん・ことねさんの以上6人」「おっと、ここでマイネルレーニアがスタート位置変更。なんと10メートルのハンデ戦となります」
「よーいスタート」
赤城敏正アナウンサー
「一斉にスタート、後ろからはなさんが伸びる!ここで先頭に立った!さあ、このまま逃げ切れるのか、どうだ、追い込んでくるマイネルレーニア!並んでゴールイン!これはきわどい…どっちだ?」
判定は…わずかにマイネルレーニアの勝利。頑張ったはなさん惜しい。
児童
「速すぎ。速い!もうあいつ…」
悔しいハナ差でしたが子どもたちは大満足の様子です。
札幌市立新琴似小学校 中野敬一 教諭
「感動しました。コロナ過で遠足もできず、運動会もできず、本当に我慢我慢の日々でしたけど、本当に楽しい時間でした」
9月23日(金)「今日ドキッ!」午後6時台
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