石破総理が総理就任後初めて福島県内を視察し、除染で出た土の2045年3月までの県外最終処分の実現に向けて、新たに閣僚会議を立ち上げる考えを明らかにしました。

総理就任後、初めて県内を訪れた石破総理。双葉町にある除染で出た土の仮置き場をはじめ、大熊町の中間貯蔵施設や福島第一原発などを視察しました。除染で出た土は2045年3月までに県外で最終処分することが法律で定められています。

視察を終えた石破総理はその実現に向けて、全ての閣僚が出席する会議を新たに設け、取り組みを進める考えを明らかにしました。

石破総理「今後、閣僚会議を立ち上げまして、きょうの視察を踏まえまして、政府一体として、（除染土の）再生利用の安定創出など県外最終処分に向けた取り組みを進めて参りたい」

また、福島県の復興財源については「今までの5年間以上に施策を推進していくための財源を確保したい。次の5年間の全体の事業規模が今までの5年間を十分に超えるるものにしたい」と話しました。