旧国鉄時代から長年親しまれた列車、通称「白電」が22日夜、ラストランを迎えJR大分駅では多くのファンが別れを惜しみました。
旧国鉄時代に製造された415系の通称「白電」。40年以上にわたり活躍した白い車両がきのうラストランを迎えました。

(井口キャスター)「午後8時半を回りました。白電のラストランを見送ろうとホームには多くの人が訪れています」
(見送りに来た人)「乗ったことがあるから車両を見たいと思って」「映画とかに来るときによく使っていた日豊本線の顔という感じだった」


午後8時46分最後の運行となる「白電」がJR大分駅のホームに入りました。ラストランを見届けようと多くのファンが訪れ、動画や写真におさめていました。

大分地区では、1978年から80年に製造された16の「白電」が普通列車として人々の生活を支えてきました。

しかし、老朽化のため16編成すべてが22日で現役を引退することにー。大分駅では駅員や訪れた人たちが回送となった列車を見送りました。
(JR社員)「40年間ありがとう、415系白電発車します」「415系に向かって敬礼」

(見送りに来た人)「自分の生まれるより前から走っている列車なので、少し感慨深いものがあった」「通学とかで毎日のように乗っていたので本当に寂しいです」



(JR大分駅・恋塚秀和駅長)「お客様の生活路線として重要な車両の1つが現役を引退するということで感謝の気持ちとお疲れさまというねぎらいの言葉をかけてあげたい」

昭和・平成・令和と40年以上にわたり通学や通勤のための移動手段となった白電。惜しまれながらその役目を終えました。