隙間がある子どもはそれほど多くない 肌感覚と調査で見るその割合
子どものすきっ歯を心配して受診しに来る人もいますが、むしろ自然なすきっ歯であることは「素晴らしい」と稲毛さん。子ども時代は誇って良い歯並びです。
ただ、稲毛さんの肌感覚としては、隙間がある子どもは1割ほどだといいます。厚生労働省の2016年の「歯科疾患実態調査」によると、12〜15歳ですきっ歯の人の割合は10.5%、16〜20歳では10%にとどまっています。
その理由として、稲毛さんは「受け皿となる顔が細くなっている一方で、歯の大きさは大きくなる傾向にあるため」といいます。
また、乳歯のすきっ歯は、生え変わる頃には自然と隙間がなくなることが多いです。
