小学生が正月のお飾りづくりに挑戦です。そのしめ縄に使うのは、あの「永ちゃん田んぼ」を描くのに使われた稲わらです。

「左手と右手でギュギュギュと、一緒にねじる」
岡山県美作市の大原小学校の5年生25人が地元の名人たちの指導を受け、正月のお飾りづくりに挑戦しました。地域の伝統を子どもたちに伝えようと去年から始まった取り組み。

使う稲わらは、ロックシンガー矢沢永吉さんの姿を稲の色の違いで浮かび上がらせる「永ちゃん田んぼ」などで収穫されたものです。
(5年生の児童)
「巻くところが難しいです」
「コツをつかんだらできる感じがします」

最初はぎこちなかった子どもたちも、住民たちの指導で徐々にコツをつかみ、しめ縄を完成させていきました。
(5年生の児童)
「玄関に飾りたい。いい気持ちになれそう」
「楽しくゆったりと過ごせるような1年にしたい」
(指導した住民)
「やはり『自分が作ったんだ』という満足感があれば一番いい」

自作のしめ縄で祝う新年を子どもたちも楽しみにしているようでした。