宮城県内各地で新年を迎える準備が進むなか、塩釜市の塩釜神社では拝殿などに飾る大しめ縄づくりが行われました。

塩釜神社では、神社の御神田で収穫されたササニシキのわらと利府町の農家から奉納されたわらが、大しめ縄づくりに用意されました。白装束姿の職員5人が、太さ1センチの荒縄24本を寄り合わせてできた2本の太い縄にわらを巻いていきました。

村上晴香キャスター:
「大しめ縄づくりは、毎年ベテランの職員さんたちが力を合わせて行っています。静かな作業場にはわらを巻く音、よいしょなどのかけ声が聞こえています」
そして2本の縄をねじりあわせ長さ8メートル、太さ20センチ、重さ60キロの大しめ縄ができあがりました。塩釜神社では、大しめ縄15本を含む大小およそ1000本のしめ縄づくりが最盛期を迎えています。

塩釜神社 鈴木重和権禰宜:
「来年は自然災害がない平和で穏やかな年になるよう願って、しめ縄づくりに励んでおりますので、大変多くの皆様にお参りをいただきたいと思っております」

大しめ縄は12月20日に神社の拝殿や鳥居などに飾り付けられます。