熊本県天草市で、今では珍しくなったサトウキビを原料にした黒砂糖作りが行われています。
天草市佐伊津町では、サトウキビの生産者が昔ながらの製法で黒砂糖を作っています。

天草地方では江戸時代からサトウキビが栽培されていますが、後継者不足などから生産が減少。今では個人の生産者など、15軒ほどの農家がサトウキビから黒砂糖を生産しています。
しぼり出されたサトウキビの原液は焦げないように大きな窯で2時間ほどかき混ぜ、水分を蒸発させると辺りには甘い香りが漂い始めます。

タイミングを見計らって火を消し、固まらないように急いですり鉢に移し替えて箱に流し込むと、今では珍しい天草特産の黒砂糖が出来上がります。
防腐剤や着色料を加えないこの黒砂糖は昔ながらの味を伝え、しつこくない甘さが人気だということです。














