南城市の中学校でクラスに1人から2人はいると言われているヤングケアラーの問題について考える出前講座が行われました。

今月11日午後、南城市の知念中学校で行われた出前講座は家事や家族の世話を日常的に行う子ども「ヤングケアラー」の問題を知ってもらおうとこども家庭庁が日本各地の中学・高校で行っているのものです。出前講座では生徒や先生が参加してヤングケアラーの日常などを表現した寸劇が行われたほか、自身もヤングケアラーだった高橋唯さんが自身の経験を語りながら「ひとりで悩まないで」と呼びかけました。

▼ヤングケアラーだった 高橋唯さん
「今は言えないというのも、ご自身の大切な気持ちだったり、その気持ちを大事にするのが、自分を大事にすることだと思う。いつか話せるときに、話せる場があることだけは知っていてほしい」

▼生徒 親川志龍さん
「もし自分が助けになるんだったら、先生のところに一緒に行って、お話しとかしたり、少しでも一緒にサポートしていけたら」

こども家庭庁は今後も出前講座を継続するなどして中高生へのヤングケアラーの認知と理解を深めたいとしています。