ファッションなどを学ぶ高校生が、授業で使った針に感謝します。山口・下関市の高校で「針供養」が行われました。

生徒代表・前田笑里さん(3年)
「これまで私たちの裁縫を支えてくれた針にゆっくり休んでもらいたいと思います」

「針供養」は山口・下関市の早鞆高校で1901年の開校以来続く伝統行事です。

ファッションや調理を学ぶ生活クリエイト科の生徒、約80人が参加しました。

生徒たちは実習の中で折れたり、曲がったりした縫い針などを、祭壇の豆腐に刺して供養し、技術の上達を願いました。

石津初佳さん(3年)
「ファッションショーや普段の授業でたくさん針を使って、針に感謝の気持ちを伝えて供養することができてよかった」

和田華麻里さん(3年)
「本当に豆腐に刺すんだという気持ちが強かったのと、豆腐に刺して安らかに休んでほしいなという気持ち」

式のあとは校内にある針塚に移動し、供養した針を納めました。