関門海峡に浮かぶ岩に、しめ縄をかけて船の安全や豊漁を祈る「しめなわ祭」が山口県下関市でありました。

けさ赤間神宮でおはらいを受けた、長さおよそ5メートル重さ20キロほどの「しめ縄」を、神職らが関門橋のたもとの烏帽子岩に取り付けていきました。
岩は、高さおよそ3メートルほどで「海峡の守り神」とされています。

かつて、海岸に倒れていたこの岩を起こしてしめ縄をかけたところ、豊漁が続き災いがやんだという故事にちなんでいます。

岩に登りしめ縄かけた赤間神宮 高山龍之介神職
「縄が切れるアクシデントがありましたが無事お仕えすることができましてとても喜ばしく思います。平和な形が続くように願うばかりであります」

真新しいしめ縄が取り付けられた烏帽子岩が静かに海を見守っていました。