霧島連山の新燃岳では火山性地震が10日間で259回と増加しています。気象庁は今後、噴火警戒レベルを1から2の「火口周辺規制」に引き上げる可能性があり、今後の情報に注意が必要です。

新燃岳では、10月下旬頃から火山性地震が増減を繰り返しています。9日午後5時までの10日間で259回とやや多い状態で、10日間で300回という噴火警戒レベルを1から2の「火口周辺規制」に引き上げる基準に近づいています。

気象庁は9日、機動調査班2人を派遣し、現地調査をしました。結果はあす10日に発表する方針ですが、これまでに監視カメラによる観測や傾斜計では、特段の変化は認められないとしています。

気象庁は今後の情報に注意を呼びかけるとともに、新燃岳の火口内での火山灰の噴出などに注意を呼びかけています。