赤磐市が会員制のスーパーコストコなどの誘致を進めている新拠点の構想についてです。整備計画区域内に当たる土地に店を作りたいと20年前から要望していたのに市の計画では出店できないとしてスーパーの「ハローズ」が変更を求めました。

赤磐市の産業建設常任委員会に報告書が提出され、金谷委員長が友實市長に次の委員会での説明を求めました。

「われわれの議会の方では(市側から)何も話を聞いておりません」

赤磐市が河本・岩田地区に計画する新拠点。会員制の大型スーパーコストコや、ホテル・工場などの誘致を進めています。

これに対し、2004年から長年、河本地区に出店しようと市と協議を重ね、意向に沿う形で取り組んできたとする報告書を提出したのがハローズです。

市は新たな計画でこの土地への一般的なスーパーについて既存店との過当競争を防ぐ観点などから、原則1500平方メートル以下とする制限を設けます。

ハローズは、市の計画では標準規模の店舗が出せないと、制限の撤廃を求めています。友實市長は、ハローズとやりとりがあったのは事実とした上で、改めてコストコの利点を強調しました。

(友實武則赤磐市長)
「(コストコは)広域からお客さんとして見えられます。それから優良な雇用という面でも、多くの雇用が生まれます」

新拠点を巡っては、大黒天物産も以前から出店を計画していたとして意見書を提出。しかし「希望に沿うのは、困難」とする市の意向を受け、出店を希望しない方針です。