江戸時代に造られた大崎市にある水路「南原穴堰」で7日排水作業が行われ普段、見ることができないずい道の内部が初めて一般公開されました。

大崎市鳴子温泉の南原穴堰では年2回、水を落とし水路内に堆積した泥などを取り除いています。7日は水門を開けると2時間ほどで普段、見ることができないずい道の内部が現れました。

およそ380年前に農業用水を確保するために手掘りで岩を削って造られ、全長1880メートルのうちおよそ1300メートルがずい道となっています。

仙台から見学に訪れた人:「労力を使ってその頃機械などは使ってない状態なので全部ノミの痕」
大崎市 安部祐輝世界農業遺産推進監:「ぜひ多くの人に見てもらったりこの意味を理解してもらえるようなものになっていけばいい」

南原穴堰は現在も農業用水を確保する貴重な水路として活用されていて今年9月「世界かんがい施設遺産」に認定されています。