岩手県宮古市田老で今シーズン初となるアワビ漁が解禁され、浜が活気づいています。

8日解禁されたのは、田老町漁協のアワビ漁です。今シーズンは波が荒かったり、えさとなる海藻が少なく生育が遅れたりした影響で、例年より約1か月遅れの解禁となりました。

宮古市田老の景勝地三王岩付近では8日朝、漁師たちが朝日を浴びながら箱眼鏡で海中をのぞき込んでカギや網の付いたさおを巧みに操ってアワビを船に引き上げていました。

田老町漁協によりますと、8日の入札価格は10キロあたり7万円から8万円となっていて、去年に比べて2割から3割ほど安値だということです。

田老のアワビ漁は12月末まであと2回行われます。