国会で政治とカネの議論が今も続く中、新たな問題です。
自民党員になった覚えがないのに、ある日突然、総裁選の投票用紙が届く…幽霊党員の問題が富山で起きています。

チューリップテレビが独自に入手した国会議員の音声から、この問題を検証します。

「党員でも何でもないんですけど」送られてきた総裁選の投票用紙

「よって石破茂くんをもって当選者と決しました」

9月に行われた自民党総裁選。
事実上の総理大臣を決める選挙だ。自民党の国会議員と党員・党友による投票で行われる。決選投票で石破氏が1位だった。

有権者に占める自民党員の割合が全国トップの富山県。その富山県で驚くべき疑惑が浮上した。

党員にされた男性
「なんでこんなたくさんあるのかなっていうのをまず初めに思って、名前確認していたら、名前の全く違うハガキが何枚もきているんですよ。僕、党員でも何でないんですけど」

本来、自民党の党員以外には届かないはずの総裁選の投票用紙。
それが党員になった覚えのない男性のところに送られてきたのだ。

富山のチューリップテレビが、10月4日に幽霊党員疑惑を報じると。

田畑裕明 衆議院議員
「概要含めてもちょっと私詳細は把握してございませんが」

疑惑の渦中にいるのは自民党の田畑裕明衆議院議員だ。
幽霊党員とは一体どういうことなのだろうか。