一方、
「日本一のぶりや」
12月2日、石川県では定置網で獲れた寒ブリの最高級ブランド「煌(きらめき)」が初競りで200万円の値をつけました。
競り落としたスーパー「どんたく」山口宗大社長:
「震災があって豪雨災害があって、能登は悲惨な状況になったけど、何とか元気をお届けしたいなという思いで、3年連続ではあるけど、今年はうれしいというよりもほっとした気持ち」
本格的な寒ブリのシーズン入りを告げる「寒ブリ宣言」。
安定的な出荷の目途が立ったときに出されるもので、今年は2023年よりも1か月ほど早く11月20日に出されました。
丸水長野県水 営業1課長 宮坂洋佑(みやさか・ようすけ)さん:
「きょうちょうど氷見の方から天然のブリを入荷しまして」
「今年寒ブリ宣言というのが富山の方で量獲れる宣言されるんですけど、去年よりも1か月程度早く宣言になりまして、スタートとしては大きくて、量も獲れているということで期待しているところです」
県内の魚市場にも入荷したブリが…
丸水長野県水 営業1課長 宮坂洋佑さん:
「今年はブリ、天然多く獲れたということで、スタートの方、非常に去年よりはお買い得になってきている」

この冬は、海水の温度が高い状況が続き、ブリにとって過ごしやすい環境になっていることも一つの理由だといいます。
丸水長野県水 営業1課長 宮坂洋佑さん:
「天然ものなので今現在のことしか言えないですけど、今年は日本海でも非常に水揚げ多くなっているということで期待しているのみという感じですね」
一方で、養殖のブリは小ぶりで値上がりの傾向だということです。
最大9連休となる今年の年末年始。
長野市の善光寺近くにある魚店でも品質の良い魚を届けたいと考えています。
さかなやきよたき清瀧景さん:
「お正月皆さん集まって一緒に食事してお話をしながら、美味しいものを食べるという文化は、やっぱり続けてほしいなと思いますし、そこで私たちがお魚で少しでも貢献できたならと非常に強く思っています」