救急車や消防車、それに、パトカーなどの緊急車両が接近してきた時、ドライバーは道を譲らなければなりませんが、交差点の中など判断が難しい場面もあります。
適切な譲り方を取材しました。
前方を走っている車がなかなか道を譲ってくれない…
救急搬送や火災現場への出動などで一刻を争う緊急車両。
宮崎市消防局では、今年、先月末までに救急車の出動が2万547件あり、10年前と比べ倍増。

出動の増加に伴い、所要時間もおよそ20年前と比べて2分半ほど遅くなっているということだ。
取材班は宮崎市消防局に特別に許可をもらい、救急車の車内にカメラを設置。出動した際の様子を撮影させてもらった。
こちらは、サイレンを鳴らしながら緊急走行しているときの映像。
前方を走っている車がなかなか道を譲ってくれない…

そして、交差点付近でも…
車と意思疎通がとれず、サイレンを止めて緊急走行を断念した。

道路交通法では、緊急車両が接近してきたとき、車は進路を譲らければならないと定められている。

(宮崎市消防局救急係 加世田 淳 さん)
「(車が)ウィンカーを付けて譲ろうとしてくれて、私たちが追い抜こうとしているときに、その車の後ろの車が気づかずに追い越しをかけて、二重追い越しをかけて衝突しそうになることがある。なるべく早く現場に到着するように安全・確実に運行しているので、みなさまもご協力・ご理解のほどよろしくお願いします」

