岡山県美作市の団地にきょう(5日)、タカを操る鷹匠がやってきました。目的は団地に住み着いた30羽以上のハトを追い払うこと。ベランダなど至るところにフンをするため住民が悩まされてきました。
市からの依頼でやってきた鷹匠、果たしてハトを追い払うことはできたのでしょうか。
団地に棲みつくハト 鷹匠「精一杯追い払う」
相棒のタカ「スズちゃん」【画像②】と、大阪から美作市の入田団地にやってきたのは、特殊な訓練によりタカを自由自在に操ることができる鷹匠の原光希さんです。
騒音やフンなどで自治体が手を焼く、カラスやムクドリといった鳥を追い払う鷹匠という仕事…。原さんの今回の相手は…。
(鷹匠 原光希さん)
「ハトの近くに飛ばすと、ハトもびっくりする。住民の思いもありますので、精いっぱい追い払おうと思います」
長年「ハトのフン」の悪臭に悩まされてきた…
実はこの団地では外敵が少ないためか、10年前ほどからハトが住み着くようになり、現在は30羽以上が確認できるといいます【画像④】。ベランダや階段など至るところにフンをするため、住民が悪臭に悩まされてきました。
(団地の住民)
「車もフンだらけ。毎日のようにフンが落ちてね。大変ですね」
「ここ10年ですごいですね、数が。大体30羽は最低おります、臭いがすごいし、悪臭がひどい」【画像⑤】
市は、ハトが建物に侵入してこないようネットを張るなどの対策をしてきましたが、効果は今一つ。そこで害鳥駆除を専門にする大阪の業者に依頼し、鷹匠の原さんを派遣してもらったのです。
(美作市 都市住宅課 戸国良介さん)
「初めての試みとして、市の方としても期待しております」














