【被害3】SNS型ロマンス詐欺

今年11月上旬、県内の50代の男性はスマートフォンのインスタグラムに『由美』と名乗る人物からダイレクトメッセージを送られ、知り合いました。

その後、LINEで連絡を重ねる中で「あなたと一緒になりたい。仕事を辞めて鹿児島に行く」などのメッセージを受けて、男性は女性に親近感を抱いたということです。

その後、男性は『由美』から「私には6000万円の貯金があり、月収80万円もらっている。FX投資で必ず儲けることができる」などと投資を勧められました。

男性は指示された通り投資用のアプリをインストールし、指定された口座に振込送金したところ、アプリ上で利益が出ているように表示されたので、『由美』やアプリを信用し、4回にわたってあわせておよそ150万円振り込み、だまし取られました。

【被害4】SNS型ロマンス詐欺

今年5月中旬、県内の50代男性は、スマートフォンのLINEに見知らぬアカウントから絵文字を受信し、返信したことをきっかけに『雅美』と名乗る人物と連絡を重ね、恋愛感情を抱いたということです。

今年7月中旬、男性は『雅美』から「私は各国の通貨取引で利益を得ています。きょうの利益は3600ドル。私たちは結婚するので今から始めましょう」などと通貨取引への投資話を勧められました。

男性は指示された通りに投資アプリとLINEアカウントを登録し、アカウントから指示された口座に振り込みをしたところ、アプリ上で資産が増えたように表示されたので、『雅美』やアプリを信用し、通貨取引名目および出金のための保証金名目で14回にわたって、あわせて460万円を振り込み、だまし取られました。

【被害3・4の注意点】

マッチングアプリやSNSでやりとりをする中で、投資などの儲け話を持ちかけて現金や暗号資産をだまし取る詐欺が多発しています。

相手が指定する振込先口座について「依頼人や指南役などの名前とは異なる個人名義や法人名義」「外国人名義」、「口座が度々変わる」などの特徴があります。

会ったこともない相手からの現金や暗号資産、電子マネーの要求や儲け話は詐欺を疑い、警察や家族などに必ず相談してください。