コロナ禍の「テイクアウト」で存在感
松江カツライスの定義は白米、トンカツ、ソースがワンプレートになっていること。
90年以上前から島根県東部を中心に洋食屋などで提供されてきましたが、時代の流れとともに認知度が低下していました。

河合さんは3年前からSNSなどで普及活動を行い、少しずつですが広がりを見せていて、現在島根県内でカツライスを提供する店は、50店舗ほどあるということです。
そしてこのカツライス、新型コロナを経て新たな展開も見せています。
松江市内の飲食店「京らぎ黒田店」。
もともと海鮮料理一本でやってきた店でしたが…

京らぎ黒田店 日野浩二 料理長
「カツライスを3年前から始めております。それでコロナが始まったということで、テイクアウトでカツライスを出させてもらっていて、3か月で2500食くらいは出ていますね」

新たに始めたカツライスが大ヒット。
コロナ禍当初は来店客が減りましたが、テイクアウトを始めたところ需要とマッチして好評を博し、今では店の人気メニューとなりました。

清水栞太 記者
「ボリューム満点ですね。サクサクの衣と甘いデミグラスソース、そしてご飯の相性が抜群とっても美味しいです」
京らぎ黒田店 日野浩二 料理長
「お肉も石見ポークを使っておりまして脂身が美味しい、僕も大好きなお肉です」
コロナ禍でカツライスのテイクアウトを始めた店は増えているということで、歴史ある松江のご当地グルメが再び存在感を示し始めています。