鹿児島市は、犯罪被害者やその家族に支援金を支給することなどを盛り込んだ条例案を、3日開会した12月定例会に提案しました。

(鹿児島市 下鶴隆央市長)
「犯罪被害者等が受けた被害の軽減及び回復を図り、市民が安心して暮らすことができる地域社会を実現するものです」

鹿児島市議会に提案されたのは、「市犯罪被害者等支援条例」の案です。条例案には、犯罪の被害者やその家族を、経済的に支援することが盛り込まれ、故意の犯罪による遺族に40万円、重傷や重病の被害者には20万円などが支給されます。

条例が制定されれば、県内の市町村では、天城町、徳之島町、伊仙町、与論町に続き5例目で、支援金制度は、与論町に続き、2例目です。

3日の市議会には、台風10号や大雨で被災した市道や農業用施設の災害復旧費3億4260万円などを盛り込んだあわせて45億9246万円を追加する補正予算案など16議案が提案されました。

12月定例会の会期は今月20日までの18日間です。