愛情を注ぎ育ててきたウシを切磋琢磨してきた盟友に託しました。来年3月に閉校する宮城県の柴田農林高校から県農業高校へ和牛1頭が移されることになり「引き継ぎ式」が行われました。

引ぎ継ぎ式には、柴田農林高校・畜産専攻の3年生12人と県農業高校の3年生4人が参加しました。

柴田農林から移されるのはメスの黒毛和牛「ゆうひ」8歳。全国和牛能力共進会で賞を獲ったこともある自慢のウシです。

ゆうひ

柴田農林高校畜産専攻3年生:
「母性があふれる立派な繁殖雌牛です。私たちが2年間愛情込めて育ててきた“ゆうひ”を、今度は県農業高校さんに大切に育てていただけたらと思います」

県農業高校畜産専攻3年生:
「私たちが責任をもって継承していきます」

柴田農林高校は、来年3月で閉校し大河原産業高校に再編・統合されます。畜産専攻のある学科はなくなるため、大会などで切磋琢磨してきた県農業高校の生徒に「ゆうひ」を託すことになりました。

柴田農林高校畜産専攻3年生:
「2年間大切に育ててきたウシなので寂しいけどあっちでも頑張ってほしい」

記念撮影をした後、「ゆうひ」はトラックに移されて柴田農林の生徒たちが見送る中、県農業高校へと出発しました。