就任後、初めての外遊に出た台湾の頼清徳総統が、経由地のアメリカ・ハワイを訪れました。
頼清徳総統は就任後初の外遊で、6日までにマーシャル諸島やツバル、パラオと外交関係のある太平洋島しょ国を訪問しますが、経由地として最初にアメリカのハワイに到着しました。
台湾メディアによりますと、頼総統はハワイで博物館のほか、政府機関である「ハワイ州緊急事態管理庁」を訪問。自然災害への対応などについて意見交換したということです。
頼総統は、帰りにはグアムを経由するとしていて、中国との関係が緊張する中、アメリカを重視する姿勢を見せた形です。
台湾の頼清徳総統がハワイに立ち寄ったことに対し中国外務省は、「中国は台湾当局の指導者がいかなる理由でアメリカを訪問することにも断固として反対する」という内容の報道官のコメントを発表しました。
中国政府は、頼清徳氏を「台湾独立派」とみなしており、アメリカに対し「台湾独立を支持しない」という原則を守るよう強く求めています。
そのうえで「アメリカが頼清徳氏のトランジットの手配をしたことを厳しく非難する」として、アメリカに対し抗議したことを明らかにしました。
また、「台湾問題は中国の核心的利益であり、中米関係の超えてはならない最初のレッドラインだ」と改めて警告、「中国は国家主権と領土保全を守るために断固とした措置をとる」と述べ、対抗措置をとることを示唆しました。
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