香川県といえばうどんを思い浮かべますが、実は、香川県はブロッコリーの栽培にも力を入れていて、2021年度の作付面積は北海道に次いで全国2位となっています。
香川県産の農産物をPRしようと、29日、仙台市内のスーパーで試食イベントが開かれました。
仙台市のみやぎ生協荒井店で開かれたPRイベントには、香川県坂出市の有福哲二市長やJAの職員、生産者らが参加し、買い物客に県産ブロッコリーとレタスの試食を勧めました。
試食した人:
「おいしい、おいしいです」
香川県では冬も暖かく、年間降水量が少ない気候を活かして、秋冬作物が盛んに栽培されています。
特にブロッコリーは2021年度の作付面積が1330ヘクタールで、北海道に次いで全国2位、収穫量は1万3400トンと全国で4位となっています。
私たちが普段よく食べる「花蕾」が、ぎゅっと締まっていて太くてやわらかい茎が特徴です。
29日はブロッコリー、レタスともに1個、税込み170円で販売されていました。

買い物客:
「最近のやつ高いのに小さいから、安いのに大きくておいしそうだよね」
「このまま茹でて、マヨネーズ焼きとかチーズ焼きとか、サラダの付け合わせでそのままの味でいただきたいと思います」
みやぎ生協によりますと、夏の猛暑や天候不順の影響で香川県産ブロッコリーの入荷も例年より2週間ほど遅れたということです。
JA香川県坂出園芸センター 木下博文さん:
「夏、大変暑かったので出荷できないブロッコリーが沢山できまして、今はだいぶ冷え込んできたので良い状態で出せると思います」
夏の猛暑や大雨は野菜の価格にも影響を及ぼしています。
村上晴香キャスター:
「野菜が高い高いと言われていますがここにきてようやく明るい兆しが見えてきました」
仙台あおば青果 佐藤淳代表取締役専務:
「まだ高いのもありますけど、大根とかほうれん草とか葉物関係、れんこんとかはだんだん値ごろになってきています」
仙台あおば青果の佐藤専務は、猛暑や雨の影響を受けているキャベツもあと2週間ほどすれば価格が落ち着いてくるのではと話していました。
みやぎ生協では、香川県産のブロッコリーを来年5月下旬まで、レタスは来年2月まで販売する予定です。