台風14号による宮崎県椎葉村の被害です。
椎葉村では、河川の増水による被害や周辺の幹線道路が寸断されるなどの被害が出ています。村民に現状を聞きました。

椎葉村下福良にある「民宿 森の宿三越」。
地盤が大きくえぐられ建物の一部が浮いてしまっています。

この動画を撮影した鈴木宏明さんは・・・

(鈴木宏明さん)
「よく僕自体も小さい頃からご飯食べに行ったりとか、お客さんが来た時に宿を案内して、そこに泊まってもらったりしていた思い出もあったので、かなりショックでしたね」

当時、従業員は全員避難して無事でした。


椎葉村内では道路の崩落などが相次いで確認されています。

また、村の周辺では諸塚村や日向市に通じる国道327号の一部が崩落。

五ヶ瀬町に通じるう回路はあるものの、土砂崩れにより輸送トラックなどが通行できないため、村内では、物流への不安が広がっているということです。

(鈴木宏明さん)
「完全に物流がストップしている状態なので、椎葉村内のお店って少ないので、食べ物とか日用品がどれくらいの待っていれば、椎葉でも手に入れられるようになるのかというのが、まだ分からないというところですね」


また、鈴木さんは、村内でチョウザメを養殖していますが、養殖用の池に大量の土砂が流れ込み、およそ300匹が死んでしまったということです。


(鈴木宏明さん)
「ようやくいろいろな人に認知していただいて、キャビアも買っていただけるようになってきた中で、この災害というのがありまして、かなり痛い状態だなというふうにはなっております」

このほか、日之影町ですが町の職員によりますと、全域で電話がつながらない状態で停電や断水が発生している地区があるということです。

被害の全容把握にはまだまだ時間がかかりそうです。