県内でも利用者が増えている電動モビリティについて、取り締まりや安全指導に当たる警察官を対象に安全講習会が開かれ、警察官が乗り方や特徴を学んだ。

体験したのは2023年に新設された「特定原付」に区分される電動キックボードなど。特定原付は、16歳以上であれば運転免許なしで乗ることができ、利用者が増えている。

▽販売会社
「電気で走る乗り物なので、初速がすごく出ます。慣れるまで気をつけてください」

「特定原付はわかりやすく、最高速度表示灯をつけていることと、ナンバープレート、ぱっと見ではわかりづらいですけど自賠責保険、この3点が必要となります」

利用者が増えている電動モビリティ 様々なタイプがある

講習会ではこのほか、最高速度を時速6キロ以下に抑える機能を搭載した「特例特定原付」といった、歩道の走行も認められるタイプがあることなどを改めて確認した。

記者:普通の自転車と比べてどうだった?

▽講習会に参加した警察官
「推進力があって、乗りやすい乗り物だと思いました。怖くはないんですが、利用者が増えてきているので体感できてよかった」「利用者の方に、止め方とか、丁寧な説明ができる自信が持てた」

「初速が速かったり、間違って前ブレーキを踏んでしまった場合の危険性を学んだ。その点を考慮して取締りに活かしていきたい」

乗車体験は初めてという警察官

県内では竹富町で今年8月、電動モビリティに乗っていた68歳の男性が転倒して死亡する事故が起きていて、警察は安全指導を強化していく方針。