「自分が無実になったら希愛ちゃんが浮かばれる」

 市民らによる支援する会も発足。こうした会で本人に代わり思いを伝えてきたのが今西さんの母親です。

(今西さんの母親)「(貴大は)娘のことを本当にかわいがっていました。まずは子どものことを思い、いろんな所で一緒に遊んで一緒に寝て。息子は無実です。皆さま、あたたかい支援をお願いします」

 逮捕以降、周囲の目に怯えて暮らしながらも常に拘置所で苦しむ息子に思いをはせてきました。

(今西さんの母親)「(立場を)代わってあげたいなと思いました、『一週間ずつ交代する?』と(面会で)言っていた。でも、親やったら思うと思います。代われるものやったら代わってあげたいなと」

 保釈された今西さんはいま、実家で暮らしています。

(今西貴大さん)「おいしい」
(母親)「ウソっぽいなー」
(今西貴大さん)「拘置所でこんなんでーへんもん」

 今西さん親子は控訴審の判決で完全に自由の身となることを待っています。ただ、判決で最も望むのは希愛ちゃんの本当の死因を明らかにすることだといいます。
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(今西さんの母親)「どういう原因で本当に亡くなったか、そこだけを知りたい。本当に一番かわいそうやったのは子どもやから」
(今西貴大さん)「だから自分が頑張らなアカンねんな。自分が無実になったら(希愛ちゃんが)浮かばれる」