鍋の季節に…白菜も平年比1.5倍

小笠原キャスター:
そうですよね。人気ランキングというものがあって、1位に白菜、2位に豆腐が入っています。1位の白菜も平年に比べると1.5倍。4分の1で108円と考えるとやはり少し高いなと。3位のネギも183円で平年の1.3倍。しめじなどのきのこ類も、やはり高くなっています。

農水省のグラフがあるので見ていきましょう。野菜が今どれぐらい高いのかを1年トータルで表しています。キャベツは今高いですよね。春先にも春キャベツが一気に上がったというニュースをNスタでも取り上げました。

トマトやにんじんは1年間ずっと高い。白菜は1玉1000円だった時期もありましたが、今も高い。とにかく野菜は一年中高かったということなんです。

ホランキャスター:
旬ではない時期に買おうとすると割高になるだろうなとは思いますが、旬の時期にも高く、1年を通して高かったのですね。

秋元里奈 代表:
今はどんどん高温になってきているので、元々産地だった場所がそうではなくなっています。農家さんも一気に作るものを変えたりはできないので、実はもう少し北の方が作りやすいけど、そのまま昔の産地で作っていたりする。そこで不作になってしまったことで、このように大きな影響が出ているのかなと思います。

全体的に値上げしている中で言うと、食品の値上げの一つぐらいの感覚で受け入れていただけたらなと思いますが、農家さんからすると、かなり苦しい状況は続いてますね。

ホランキャスター:
作るものを変えるといっても、農家さんはその作物の専門のノウハウがありますよね。切り替えるのは簡単ではないですよね。

秋元里奈 代表:
簡単ではないです。近いもの、変えやすいものはありますが、ガラッと変えるとなると、もちろん作り方も違えば適する土壌も違うので、一気に切り替えるのはなかなか難しいです。