台風14号は20日朝、富山県内を離れ東北沖で温帯低気圧に変わりました。県内では引き続き波浪警報が出されていて富山地方気象台はうねりを伴った高波に警戒を呼びかけています。

気象庁の午前9時の観測によりますと、台風14号は東北沖で温帯低気圧に変わりましたが、富山県内には波浪警報が出されていて、予想される波の高さは5メートル。気象台はうねりを伴った高波に警戒するよう呼びかけています。

富山県内は20日未明から雨と風が強まり、富山では午前3時2分に最大瞬間風速20.8メートルを観測、19日夕方の降り始めから20日午前6時までに降った雨の量は富山で65.5ミリ、高岡市の伏木で59ミリ、宇奈月で76ミリなどとなっています。

富山市内 情報カメラが暴風で揺れた


富山市内 午前3時ごろ



JR城端線、JR氷見線は始発から午前10時ごろまで運転を休止しましたが現在は通常運転に戻っています。JR高山線の普通列車は始発から正午まで運転休止、名古屋方面の特急ひだは富山発名古屋行きの最終列車を除く計7本が運休です。

JR北陸線、大阪・名古屋方面は特急サンダーバード、しらさぎが午後1時ごろまで運休です。北陸新幹線は通常運転です。

富山市や滑川市など6つの市町村で小中学校を臨時休校したほか、そのほかの自治体も
登校時間を遅らせるなどの対策をとりました。

また、21日昼までの24時間予想降水量は東部西部ともに多いところで60ミリとなっています。県内は寒気の影響を受け、雨で夕方からは曇りとなる見込みです。気象台は引き続き20日夕方まで高波に警戒するよう呼びかけています。